こんにちは。東京都調布市の税理士岩渕成浩です。タイトルの通りTKC主催のインボイス制度のおさらいとシステム対応について研修講師を務めて参りました。研修の内容をざっと説明したいと思います。制度について再度お皿にはなりますがご興味がありましたらご一読頂けると幸いです。
インボイス制度のおさらい
まずはインボイス制度のおさらいをざっくりですがご説明させて頂きました。
1 インボイスに記載すべき事項については登録番号はもちろん税率ごとに区分した対価の額及び消費税額(消費税につては何%も記載することが要件です。ここは見落とさないように注意しましょうね。)
2 インボイスについては一インボイスあたり一回の端数処理しか認められていませんので注意してくださいね。
3 インボイスが不要な取引として9種類ありますのでこちらの復習をしました。
4 登録期限及び取消をする場合の期限のおさらいをしました。
インボイス制度については時間があれば再度記事をまとめられたらと思いますのでその際はご一読頂けると幸いです。また質問等はご連絡頂ければと思います!
システムの対応
TKCシステムについての変更点などをご説明しました。消費税の課税区分の入力が複雑になること及びパターンごとの入力方法をご説明しました。記帳代行を行っていると作業は本当に増加します。顧問料についてもどのような料金体系にするかなど課題はありますね。
システムに関してはさすがTKCという感じで確認メッセージはたくさん出てきますが、これをきちんと潰していけば間違いはほぼなく出来るのではといった感想です。ただ手入力は煩雑ですので自動化を進めていく良いきっかけになるのではとも思います。
終わりに
いよいよ残り2ヶ月弱でスタートするインボイス制度。しっかり準備できているところはまだまだ少なく、手探りの状態の会社が多いのではと思います。いずれにしても最初の内は混乱は起きそうな感じですね。まずはしっかり自社発行のインボイスが法律通りに発行出来るかを第一ステップに行ってその後受け取るインボイスを精査していくのが良いのではと思います。これを中小企業にすべて完璧に対応させるのは本当に大変なことだと思います。
取引に不備がないように事務所内でも十分に内容を理解してトラブルのないようにしていきたいですね。